なぜ行政書士が「不動産登記法」をガチで学ぶのか? ― 38歳、司法書士試験への挑戦と、相続現場での気づき

「登記申請は司法書士の独占業務です。行政書士の私にはできません。」

行政書士として開業する際、必ず学ぶルールです。実際に相続手続きの現場に立ってみると、遺産分割協議書の作成や相続関係図の整理など、「登記の前提」となる手続きの重要性が非常に高いことを実感します。

私はこれまで、多くの案件と向き合ってきました。その中で、もっと権利関係や登記法理の深い部分まで理解していれば、お客様に対して、より手戻りのない確実な前提書類が作れるのではないか、と考えるようになりました。

そこで私は、38歳にして司法書士試験への挑戦を決めました。

なぜ、今の知識で満足してはいけないのか

登記を専門とする司法書士の先生方は、いわば「権利の守護神」です。対して行政書士は、許認可や契約という「手続きの入り口」を整理する専門家。

もし、行政書士である私が、登記法理を深く理解していたらどうでしょう? 登記がスムーズに通るための遺産分割協議書の構成、相続関係図のつなぎ方。これらは、登記の知識があるかないかで、登記申請を担当する司法書士の先生の負担や、お客様の手間が大きく変わります。

「試験勉強中の私」をあえて選ぶ理由

「まだ合格していないのに、なぜあなたに頼むの?」と思われるかもしれません。私が皆様のお役に立てる最大の理由は、「登記のゴールを見据えつつ、現場の微調整を徹底的に行えること」にあります。

私は理系出身で、もともと精密な設計業務を行ってきました。登記を電気回路のように考え、エラーが起きないよう論理的に書類を組み立てることは得意分野です。また、司法書士試験のために日々最新の法論点を追いかけているため、数年前の知識で止まっていない「今の法解釈」に基づいた相談が可能です。

もちろん、不動産登記そのものは信頼できる司法書士と連携して進めます。私の緻密な「前提作業」と、司法書士の「登記申請」。この連携が、お客様にとって最もリスクの低い解決策だと考えています。

終わりに:挑戦する姿を、信頼の証に

登記ができるようになることは、私のゴールではなく、お客様をゴールへ導くための手段です。

これからも、勉強で得た知識を現場へ惜しみなく還元していきます。「登記を見据えた、丁寧な相続準備をしてほしい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

当事務所の所長である猫のフロルとともにお待ちしております。

廣岡 慶之
フロル行政書士事務所 代表行政書士
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