行政書士の実務をExcel×AIで自動化。自作システムが教えてくれた「知識」の重要性

行政書士として独立し、日々の業務に追われる中で痛感したことがあります。それは、法律の知識はもちろんのこと、それを支える「事務作業の効率化」こそが、長くプロとして活動するためには重要だということです。

私は開業にあたり、行政書士の必須業務である事件簿の管理から、見積書、請求書、領収証の作成に至るまで、一連の事務作業をシームレスに連携・自動化するシステムを自作しました。この仕組みづくりこそが、私の事務所の「土台」となっています。

AIさえあれば、全て解決するのか?

昨今、AIの進化は目覚ましく、プログラミングの知識がなくてもコードを書かせて自動化ツールを作ることは可能です。私も実際にAIを活用し、前述の事務システムを構築しました。

確かに、AIを使えば「効率化の入り口」に立つことは誰でもできます。しかし、実際に業務で運用するとなると話は別です。私が仕組みを構築する中で強く感じたのは、「AIという優秀なパートナーをどう使いこなすか」には、人間側の深い専門知識が不可欠だということです。

人間が「判断」し、AIが「実行」する

正直なところ、コードを書く速度や単純な作業量において、AIに勝つことはできません。しかし、今のAIにも弱点はあります。それは、「最終的な判断」や「実務における最適化」です。

作成した書類が法的に正しいか、事務所の業務フローとして本当に最適か――こうした「良し悪しの判断」は、現時点では人間の方が圧倒的に上手です。私は、「AIが提案したものを、人間が判断して修正させる」というプロセスこそが、最も生産性が高いと考えています。

「技術のウォッチ」と「法律のウォッチ」の両輪

今回のシステム構築を通じて実感したのは、「最新のAI技術」と「実務を支える法律知識」の双方を常にウォッチし続けることの重要性です。

AIをただ使うだけでなく、情報処理技術やネットワークの仕組みなど、周辺知識があればあるほど、AIが吐き出すコードを深く理解し、意図した通りのシステムを構築できます。単にツールを動かす知識だけでなく、その土台にある技術を知ること。そして、行政書士として常に法改正をキャッチアップし続けること。この両輪が揃って初めて、AIは「真のパートナー」になります。

エンジニア出身×行政書士としての挑戦

現在、当事務所では事件簿から見積書・請求書までを自動連携させるこのシステムのおかげで、事務作業にかかる時間を最小限に抑えています。その分、お客様一人ひとりとじっくり向き合う時間を確保できています。

もし、同じように「事務作業にもっと時間を取られず、本業に集中したい」と考えている先生方がいれば、この効率化のプロセスは大きなヒントになるはずです。

今はまだ自分自身のためのシステムですが、将来的にこれらが誰かの役に立つ形になれば……とも考えています。もし「こんな効率化、自分もやってみたい」という方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお声がけください。理系出身の行政書士として、皆さんの実務をスマートにするお手伝いができるかもしれません。

まずはホームページのお問い合わせフォームより、お気軽にご相談を。所長のフロルとともに、心よりお待ちしております!

廣岡 慶之
フロル行政書士事務所 代表行政書士
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